死刑囚と看守の間に生まれた奇跡――映画『グリーンマイル』の深すぎる愛と感動

グリーンマイル 映画 感想 180分

涙なしには語れない不朽の名作『グリーンマイル』

こんにちは!映画ブロガーのともぴんです。

今回は、私が心の底から感動し、何度も見返してしまう不朽の名作『グリーンマイル』(1999年)を徹底的にご紹介したいと思います。公開から20年以上経った今もなお、色褪せない魅力を持つこの映画の魅力とは一体何なのでしょうか?

あらすじ

大恐慌時代の1935年、ポールは刑務所の看守主任を務めていた。グリーンマイルと呼ばれる通路を通って電気椅子に向かう受刑者たちに安らかな死を迎えさせてやることが、彼らの仕事だった。ある年、この刑務所に身長2メートルを越す黒人の大男、コーフィが送られてくる。双子の少女を殺害した罪で死刑囚となった男だ。ところがこの男は、ある日不思議な力でポールが患っていた病気を治してしまう……。

映画「グリーンマイル」映画.comより引用

映画の見どころ

豪華キャストが織りなす、圧巻の演技

『グリーンマイル』の何よりもすごいところは、実力派俳優たちの卓越した演技。中でも特に注目してほしい3名をご紹介。1人目は、映画の主人公でもある刑務所看守主任 トム・ハンクス演じるポール。

ある病気を抱えながらも刑務所看守という責任感が重く、且つ体力の要る仕事を全うしている姿はトム・ハンクスにぴったりの役どころ。誠実で実直な人物を演じさせたらトムの右に出る者はないと思っています。ちなみにこの映画は、彼の視点で進行していきます。

また今作でアカデミー助演男優賞にノミネートされたマイケル・クラーク・ダンカン。彼が演じるのは双子の姉妹を殺害した容疑でポールの務める刑務所にやってくる囚人コーフィ。2m以上の大男でありながらも繊細、且つ不思議な力を持つ難しい役どころを上手に演じてくれています。

また私が1番注目して欲しいのは意地悪な看守役であるパーシー。人間の嫌なところを煮詰めたような性格の悪さを持つ役どころですが見事に演じきっています。彼の存在がある事により、観客と映画のキャストに連帯感が生まれていると思います。

グリーンマイルとは?原作がある?

グリーンマイル (The Green Mile)とは。死刑囚舎房の床の色からそう呼ばれている。「最後の道」を意味し、死刑執行までの道のりを象徴しています。

またこの映画には原作が存在しています。著者はスティーブン・キング。タイトルは映画と同じく「グリーン・マイル」。

原作には映画では省かれてしまった内容などもあるそうです。今作は、3時間という長尺なので原作の全てを映像化したら一体どの位の時間が必要だったのか。個人的にはそちらがとても気になってしまいます。

映画は、原作を読んでいなくても充分お楽しみ頂けます。私はこれから原作を読むのですが映画を見た後に原作を読んだらどんな気持ちになるのか。どんな発見があるのか今から少しワクワクしています。

映画『グリーンマイル』の魅力

グリーンマイルの魅力は、単なる感動的なストーリーというだけでなく、人間の善と悪、生と死、そして奇跡といった、簡単に説明することが出来ない事をテーマにしている点だと感じます。

特に、コーフィには多くのことを考えさせるでしょう。彼は、恐ろしい罪を犯したとされる死刑囚でありながら、誰よりも純粋で優しい心の持ち主であり、奇跡の力の持ち主でもあります。彼の存在は、人間の外見や過去の行いだけで判断することの危険性、そして魂の奥底にある美しさを示唆していると私は感じています。

また、ポールをはじめとする看守たちの人間的な葛藤には強く共感出来るものがあります。彼らは、職務として死刑囚を管理しながらも、コーフィの人間性に触れるうちに、その運命に疑問や悲しみを抱き始めます。彼らの心の揺れ動きを通して、正義とは何か、人間らしさとは何かを改めて考えさせられるのです。

『グリーンマイル』は、単なる感動的なヒューマンドラマという枠を超え、人間の根源的なテーマに深く切り込んだ、時代を超えて輝き続ける不朽の名作です。

まだ観たことがないという方は、ぜひこの機会に『グリーンマイル』の世界に触れてみてください。

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ともぴん

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