【映画鑑賞】ドント・ウォーリー・ダーリン

映画

2022年11月に鑑賞した映画。2022年公開映画の中で断トツの面白さ(個人的に)

伏線や比喩的表現が多いので本を読むのが好きな方は特に楽しめる

見た人と語り合うと「まだ気付けていないポイント」を見つけられて更に楽しめる

三人寄れば文殊の知恵

基本的に映画は1人で観る派。人と一緒に映画を観ると鑑賞後に話したり移動したりして疲れてしまう。楽しかった時間(映画鑑賞)の印象が薄くなる気がしてしまう。人と会ったり話す事で消費するエネルギーが年々上昇傾向にあるのを感じている。

私が安心して一緒に映画を観る事が出来るのは「夫」「2人の子どもたち」「実家の母」の4人。今回は、夫と一緒に鑑賞。本当は1人で行きたかったが(夫は私と出掛けると財布を開かない)、この映画伏線や比喩的表現がとにかく多い。

1人で観ていたら何度映画館へ足を運んだか分からない。後から考えてみるとあれもこれも伏線?と思わずにはいられないストーリーなのだ。三人寄れば文殊の知恵じゃないけれど私と夫それぞれの目線が入った事である程度は回収出来た(気がする)。お財布を開かない事には腹が立つけれど一緒に行ってくれた事に感謝。

ストーリーに全く関係ないのだが、鑑賞後、夫と話していて笑ったのが予告が殆どなく映画が始まったので主要キャストである「ハリー・スタイルズ」が喋っているのを見て「え?映画が始まっている?」となったのを知った時。確かに、始まりは結構唐突だった。思い出す度に笑えてせっかくスタバのクリスマスドリンク(名前忘れた)を買ったのに思い出し笑いが止まらずなかなか飲めず。

さて、いよいよ本題。紹介するのは「ドント・ウォーリー・ダーリン」。主演はフローレンス・ピュー。言わずと知れた有名映画、ミッド・サマーの主役を演じていたあの娘です。そして監督はオリヴィア・ワイルド。

ドント・ウォーリー・ダーリンあらすじ

完璧な生活が保証された街で、アリスは愛する夫ジャックと平穏な日々を送っていた。
そんなある日、隣人が赤い服の男達に連れ去られるのを目撃する。
それ以降、彼女の周りで頻繁に不気味な出来事が起きるようになる。
次第に精神が乱れ、周囲からもおかしくなったと心配されるアリスだったが、
あることをきっかけにこの街に疑問を持ち始めるー。

ドント・ウォーリー・ダーリン公式サイトより引用

ハリー・スタイルズに謝る

今回、唯一計算外で「いや、本当にごめん」と思ったのがハリー・スタイルズ。おばさんを言い訳にしたくないが芸能ゴシップが大好物な私(素質が強いと思うが)。その為、彼が監督のオリヴィア・ワイルドさんとお付き合い(現在は破局)している事も別の俳優さんが降板し主役の夫という重要ポジションが彼になった事も知っていました。

彼の出演作をきちんと見ていたらそんな感情には至らなかったと思いますが、安易なゴシップ好きおばさんは安直な考えに至りました。書くのは控えますが。ところがどっこい!「え、ハリー・スタイルズ、めっちゃ良いじゃん、いやむしろ彼がいいじゃん。」です。

何か「ワン・ダイレクション」の彼が全てだと思ってしまっていたんですよ。日本にも歌手で俳優などマルチに活躍されている方は山ほど居るのに。見終わった後、ダンケルズ(ハリー初の主演作)もエターナルズもちゃんと見ました。ハリー、もっと主演作が増えても良いはずだ。

あなたのユートピア(理想郷)は

少し前にラジオで「働かなくても充分に暮らしていける収入があるとしたら毎日何をするか」という問いを聞いた。私は即答「ボーっとする」。問いを投げかけてくれた人も「答えは人の数だけあると思う」と言っていたけれど本当にその通りだと思う。

ユートピアとは別名、理想郷(色々あるらしいが)と言うらしい。「あなたにとっての理想郷は?」に対する問いの答えも人の数だけあると思う。この映画を観終わってtwitter(現X)をウロウロしていたら「男性の理想を女性に押し付けていて申し訳ない」的な発信をお見かけした。確かにそうだし有難いお気持ちなのだけど、誰かにとっての屈辱が誰かにとっての「理想郷」かも…しれない。

真実も理想も人の数だけある。「真実は1つ」が成り立つのはアニメの世界だけ。映画から読み解いたメッセージは「愛する人に自分の理想を押し付けない」。かな。これも真実ではないと思っていて、それぞれの読み解き方があると思っている。そういった事を話し合ったり、意見を聞けるのが映画の面白さや、人と話す事の楽しみなのかな…。

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ともぴん

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