三千円の使いかた【感想】原田ひ香著

読書

最近読んだ本

この間 美容室の待ち時間に 隣の本屋さんで購入したのは

原田ひ香著 三千円の使い方

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

三千円の使いかた (中公文庫 は74-1) [ 原田 ひ香 ]
価格:770円(税込、送料無料) (2021/11/24時点)


あらすじ

あらすじを 書籍裏表紙からの引用でご紹介


就職して理想の一人暮らしを始めた美帆(貯金30万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金600万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金100万弱)。一千万貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越える為、お金をどう貯めて、どう使うのか?

— 書籍・裏表紙より

貯金はいくらあっても不安?

この小説には 登場人物が5人出てきます。

<span class="fz-18px">美帆</span>
美帆

主人公。就職し 一人暮らし中

貯金 30万円

<span class="fz-18px">真帆</span>
真帆

主人公の姉。結婚前は証券会社に勤めていた。

消防士の夫(同じ年)との間に娘が1人

現在は専業主婦。貯金600万円

<span class="fz-18px">智子</span>
智子

主人公の母。習い事に熱心に通う。

琴子とは嫁・姑の関係

貯金100万弱。

<span class="fz-18px">琴子</span>
琴子

主人公の祖母。お金の使い方が上手。

貯金1000万。

<span class="fz-18px">安生</span>
安生

琴子の友人。男性。

定職に就かず 旅しながら時折仕事をする。

貯金なし。彼女がいる。

美帆・真帆・智子・琴子は家族ですが 安生だけは家族ではなく しかも男性。

でも この5人全員 年齢、貯金額、ライフステージ、全てがバラバラ!

読んでいて興味深かったのは 5人の中で1番貯蓄額がある琴子(主人公の祖母)も

お金の事で悩んでいること・・・ 1000万もあれば もう悩まないかと思ったけれど

そういう訳じゃないんですね。考えれば考えただけ 不安になってしまうから お金って難しい。

むしろ 貯蓄額が1番少ない安生がお金の事では悩んでいなくて それはそれで興味深い・・・

5人の登場人物はお金だけでなく 人生においても色々悩みを抱えているのですが 

どの登場人物の悩みにも 共感出来るものがあり その心情にも深く頷けます!

悩まない人なんていない

わたしは 四柱推命鑑定師として 占いのお仕事もしているのですが

悩みって 人によって悩んでいる深さに差があっても 悩みの種類は そう多くないと思っています。 

自分の事で悩んでいる方は お金や仕事、健康の事。

相手の事で悩む人は恋愛、結婚、夫婦関係、人間関係。

悩みのない人なんて居ない とよく言いますが まさに それな! って感じです。

人は 生きていれば何かしら悩むもの。人と関わっていれば 尚の事 隣の芝は青く見えたり

思うように相手が動いてくれなくて イライラしたり するのが普通です。

悩みや不安と上手に付き合う

悩みや不安と上手に付き合うには 悩んでいる事の原因や不安を感じている事をリストアップして

解決策を考えたり ネットで検索したり 不安がなくなるまで シュミレーションを出して

不安を上回る安心感を与えるのが1番の解決法です

目を背けて逃げる とか 寝る とかも良いけど 結局いつかは向き合うからねぇ・・・

小説でも 姉・祖母・友人・親に相談する、セミナーへ行く、思い切って行動してみる

ファイナンシャルプランナーに相談する と どの人もしっかり向き合っています

わたしも今年「老後の資金がありません」という映画のタイトルを見ただけで

自分の老後資金が不安になり 老後の資金となるであろう ありとあらゆる資料を探し

色々な情報を集め 色々なシュミレーションを出し 今の所大丈夫そう と分かった瞬間

安心感が不安を上回り 老後の資金で不安になったり 悩んだりはしなくなりました

悩みを作るのも自分だけど 悩みを解決する行動をするのも自分

お金の使い方、貯金額、生き方、未来、夫婦関係、病気、老後

直近 何かで悩んだり 眠れない夜を過ごした人には 是非手に取って頂きたい本です

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

三千円の使いかた (中公文庫 は74-1) [ 原田 ひ香 ]
価格:770円(税込、送料無料) (2021/11/24時点)


▼新刊も出ていますね!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

母親からの小包はなぜこんなにダサいのか / 原田ひ香 【本】
価格:1760円(税込、送料別) (2021/11/24時点)


ともぴん

コメント

タイトルとURLをコピーしました