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2018年公開、アカデミー受賞作。待望のアマプラ入り
幼少期のトラウマから話す事が出来ない女性×未知の生き物のファンタジーラブストーリー。ですが、冷戦下の話も出て来て意外と社会的な面も見え隠れ。人がケガしたり、死んだり、追い詰められたりするシーンがあるので「元気な時の鑑賞」がオススメ。
見終わった後、「何でもっと早く見なかったんだろう!」と思ったのですが。私、水が出てくる映画を見るとお手洗いが気になってしまうんですよね。アバターの続編も同じ理由で鑑賞を見送りました…。
とても良い映画ではありますが、結構暴力的なシーンが出てきます。心にぐさッと刺さるシーンもあるので苦手な方は注意が必要。私も少し苦手なので、スキップ機能を使って視聴しました。
全体的には、水と青の色彩がとても綺麗。イライザと不思議な生き物の関係性がしっかり描かれていて。ファンタジーラブの中ではかなり見ごたえのある作品だと思いました。
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あらすじ
「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を手がけ、2017年・第74回ベネチア国際映画祭の金獅子賞、第90回アカデミー賞の作品賞ほか4部門を受賞したファンタジーラブストーリー。1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。
シェイプオブウォーター 映画.comより引用
そんな矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知る。「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスがイライザ役で主演を務め、イライザを支える友人役に「ドリーム」のオクタビア・スペンサーと「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンス、イライザと“彼”を追い詰める軍人ストリックランド役に「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノン。
アカデミー賞では同年最多の全13部門にノミネートされ、作品、監督、美術、音楽の4部門を受賞した。
映画の見どころ
▶アカデミーで美術賞獲得も納得!豊かな色彩×オシャレインテリア
いきなりストーリーをすっ飛ばした感想ですが…イライザが共同生活をしているアパートがヴィンテージ感強めでとても素敵。私には「映画館の上にある」というだけで存在価値高。室内のインテリアもとてもオシャレですが、隣人ジャイルズが美術関係のお仕事をしているので意識してオシャレな部屋に仕上げているのかも。
劇中でイライザが着ている私服&制服も素敵。イライザは研究施設の清掃員なのですが、「清掃員でこんなオシャレな制服、見たことない!」と思ってしまいました。国内だと某テーマパークの制服とかにありそうなデザイン。
劇中、不思議な生き物とイライザが一緒に映るシーンがあるのですが。不思議な生き物は水色×水槽が青×オシャレな制服のイライザ。この3つの組み合わせが綺麗にハマるんですよね。
この映画のポスター、YouTubeの予告動画でも見られるのですが。「水色の道の生命体×青い海×赤い服を着たイライザ」。ポスターを見た時に「アメリみたい」と感じたのを思い出しました。
▶気付くと応援していた私。話すことが出来なくても心は通わせられる。
映画に出てくる未知の生命体は何の生物なのかは最後まで分かりません。キャスト欄にも「不思議な生き物」と記載があって「徹底しているなぁ」と驚いたくらい。何の生き物なのか、とっても気になります。
さて、イライザは不思議な生き物に惹かれますが。不思議な生き物の方は人間を警戒しているので最初から心を開いたわけではないのです。イライザが心を通わせようと努力を重ねるんです。
その姿に心を打たれました。昔、恋愛相談の本を読んでいたら「カレが言っていることではなく、カレの行動に真実が表れている」という一文があり当時のカレとすぐにお別れしたことがあります。そう、口では何とでも言える。
イライザは幼少期のトラウマにより「発話障害」を抱えています。つまり話す事が出来ないのです。でも、自分が大好きな「ゆで卵」を持って行ったり、手話で会話をしようと試みたり、音楽を流してあげたり。惹かれた人に嫌がられないように、でも少しずつ近づいていく努力がとても素敵。不思議な生き物も少しずつイライザに惹かれていきますが、2人の間には厳しい壁がいくつも立ちはだかります。
2人のラブラブでほわっとしたシーンは一瞬で、前半から続くピリッとシリアスなムードはラストまで続きます。ファンタジーラブは終わりが難しい…と感じる事が多いのですが、この映画は最初の設定がしっかりしているのでラストまで見ごたえのある展開が続きます。
▶脇を固めるイライザの友人たち。悪役の憎たらしさも最高。
この映画の魅力の1つが、3人の脇役。1人はイライザの住むアパートの隣人ジャイルズ。もう1人はイライザの同僚ゼルダ。最後がイライザが務める研究所の軍人ストリックランド。
ジャイルズは、近所のカフェのバーテンダーに恋をしている男性です。イライザと恋バナをしたり、気になるカレのお店に一緒にケーキを買いに行ったり。とても良い関係です。
同僚のゼルダは、一見「話すことが出来ないイライザ」に家庭の愚痴を聞かせる我の強いおばさんに見えます。が、危ういところのあるイライザを見てフォローしてくれたり。タイムカードの順番で遅れて来たイライザをいれてくれたりと優しい面の多い女性です。
最後のストリックランド。清掃の仕事をしているゼルダやイライザを露骨に見下したかと思ったら、イライザを変な目で見つめ始めたり。不思議な生物の怒りを買うシーンでは「ざまあみろ」と思いました。が、それがきっかけで不思議な生き物に固執し始めるのですが…。
この3人はストーリーにも密接に関わってきます。ゼルダとジャイルズの働きは見ものですし、友人の数が多くなくても「きちんとした関係性を築くこと」の素晴らしさを教えてくれます。よく考えたら不思議な生き物とイライザの関係も「言葉」ではなく「行動で関係性を築き上げる」最たる例ですね。映画のジャンルとしては、ファンタジーラブですがヒューマンドラマとしても結構面白い作品なのかもしれません。
映画詳細
タイトル | シェイプオブウォーター |
公開 | 2018年3月1日 |
上映時間 | 124分 |
キャスト | |
イライザ役 サリー・ホーキンス | |
ジャイルズ役 リチャード・ジェンキンス | |
ゼルダ役 オクタビア・スペンサー | |
不思議な生き物 ダグ・ジョーンズ | |
ストリック・ランド マイケル・シャノン |
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