映画「家族の肖像」

家族の肖像 映画 感想 映画
ともぴん
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レインマン以来 午前10時の映画祭へ

1974年公開 家族の肖像を見てきました

劇中の音楽、お部屋がとても素敵でした

古い映画、大好き

最近、 古い映画を見るのが本当に好きだな。 と感じます。メイクや洋服、行動など 時代を感じさせる要素はいくつかありますがそれが良い。洋画だと食事や動作の文化が日本とは全然違うのでより楽しめます。

家族の肖像は1974年に公開された映画。公開されてから4年後にヒットした映画なんだそう。今回はデジタルリマスター版を鑑賞してきました。

主な登場人物は5人。1人目は主人公の老教授、2人目は老教授の部屋を借りるビアンカ夫人、3人目は夫人の娘リエッタ、4人目がリエッタの婚約者ステファノ、最後が夫人の愛人 若き青年コンラッド。老教授の静かな暮らしは2階を夫人に貸してから一変。騒音、突然の来訪、電話を借りに来たりと毎日のように上階家族の騒動に巻き込まれます。

古い映画なので洋服やメイクが驚くほど変に見えますが ビアンカ夫人演じる(シルヴァーナ・マンガーノ)全然変じゃない。日本人でこのメイクして似合うのって浅丘ルリ子さんくらいじゃ…と思うようなメイクです。ちなみにビアンカ夫人が着ている豪華なファーのコート等 衣装の一部はフェンディの作品だそう。

あらすじ

ローマ中心地の豪邸に住む老教授(バート・ランカスター)は、〈家族の肖像〉と呼ばれる18世紀英国の画家たちが描いた家族団欒の絵画コレクションに囲まれ、穏やかな毎日を送っていた。ある冬の日、画商を通して教授に近づいたビアンカ夫人(シルヴァーナ・マンガーノ)は、娘のリエッタとその婚約者ステファノ、美青年コンラッド(ヘルムート・バーガー)らをひきつれ、邸の二階に強引に住みついてしまう。平穏だった教授の生活はかき乱され―。

家族の肖像 ≪「午前十時の映画祭12」≫より引用

老教授のお部屋が好み過ぎて

今回の映画はストーリーよりも老教授のお宅が私の好み過ぎて途中から映画の内容よりインテリアの方にばかり目が行ってしまいました。背の高いぎっしり詰まった本棚、少し大きくて高そうな間接照明、ゆったりとして作りの良いソファ。ウッディな寝室や書斎と変わってダイニングが明るめの水色ベースなのも対照的だけどオシャレ。

ストーリーは少し難しいけれど お部屋を見るのが好きな人は飽きずにみられる作品。途中、伯爵夫人が住む2階のお部屋はリフォームするのですが 老教授のお部屋と対照的に白がベースのモダンな仕上がり。古き良きアンティークテイスト、近代的なシンプルモダン、どちらも楽しむ事が出来ます。

ストーリーはかなり賑やかで 1人で静かに暮らしていた老教授が本当に気の毒に思えてしまいます。次から次へと問題が起こり 想像の斜め上な事実が降りかかってくるので私は途中で心が少し疲れ気味になりました。でも俳優陣の演技がとても素晴らしく映像も綺麗なので そちらに癒されてトントンかな。

後、今回勉強になったのが教授を英語で プロフェッサー と表現すること。字幕だと映画の中でよく出てくる単語を憶えられるメリットもあるのですがこれは本当に初めて知った単語でした。齢34、1つ賢くなりました。

「家族の肖像」ってタレントさんや監督さんへのインタビューで「好きな映画の1つ」で出てくる事が多いんです。どんな映画なのか ずっと気になっていて。ストーリーは少し難しいけれど 美術やストーリー、カメラアングル等 芸術表現的に素晴らしくて沢山の人に評価される映画である 出てくる映画である事に改めて納得しました。

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