映画「オートクチュール」

オートクチュール 映画 感想 120分以内

映画について

映画タイトル
オートクチュール
(Haute Couture)

製作▶2021年 フランス
日本での公開日▶2022年3月25日

上映時間▶100分

出演▶
ナタリー・バイ(エステル)
リナ・クードリ(ジャド)

監督・脚本
シルヴィー・オハヨン

衣装アドバイザー
ジュスティーヌ・ヴィヴィアン(ディオール衣装アドバイザー)

視聴方法

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あらすじ

ディオールのオートクチュール部門のアトリエ責任者であるエステルは、次のコレクションを終えたら退職する。準備に追われていたある朝、地下鉄で若い娘にハンドバッグをひったくられてしまう。犯人は郊外の団地から遠征してきたジャド。警察に突き出してもよかった。しかし、滑らかに動く指にドレスを縫い上げる才能を直感したエステルは、ジャドを見習いとしてアトリエに迎え入れる。時に反発しながらも、時に母娘のように、そして親友のように美の真髄を追い求め濃密な時間を過ごす二人だったが、ある朝エステルが倒れてしまう・・・。最後のショーは一週間後に迫っていた――。
映画「オートクチュール」公式サイトより引用

映画の感想

ディオールのお針子として長年働く高齢女性(エステル)。才能はあるけれど環境に恵まれない若い女の子(ジャン)。私は勝手に「プロフェッショナル・おしゃれ・ハートウォーミングな映画」をイメージしていました。

ところがどっこい!!

エステルもジャンも口が悪いしすぐ怒る。

字幕版で見たから吹き替えだったら多少はマイルドなのか…。ジャンは幾度となく仕事をほっぽりだすからプロフェッショナルともほど遠く感じる。ただ、嫉妬深くて意地悪な同僚には強く共感しました。

何年もかけて一生懸命学び、耐え苦しみながら仕事のスキルを培ってきた。最近やっと少しずつ仕事を任せてもらえるようになったと思ったのに。「上司の審美眼」とやらでコロッと入ってきたのは「オートクチュールの知識もない、やる気もあるかないか不明、見た目もイマイチで移民の子」。ムキー!。

エステルもジャンも話の中でいきなり怒ったり、口汚く相手を罵る。でも、この意地悪な同僚は「聞こえるか聞こえないか位のボリュームで悪口を言う」「誰も見てない時に針で手を刺す」等、日本の少女漫画的な陰のある意地悪をしてくるのです。

ダメな奴ではあるけれど、直情的に怒鳴ったりキレるジャンやエステルよりまだ見ていられる。この映画の登場人物はエキセントリックな登場人物が多い。見ていて感情コントロール出来てるのが
・仕事も出来てジャンを温かく受け入れてくれるお針子の同僚(エステルの部下)
・オートクチュール専用モデル
・ジャンと恋仲になる同僚(男子) の3人だけ。

後はジャンの家族や友達?含め皆エキセントリック。ディオール全面協力の衣装や劇中出てくるドレスの素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。もう少し仕事にフォーカスしてくれたら良かったのに…と残念に思う。登場人物の感情の起伏についていけなかった事だけが残念だったかな。

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ともぴん

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