映画について
映画タイトル▶
あきらとアキラ
製作▶2022年
劇場公開 2022年8月26日
上映時間▶128分
出演キャスト▶
Wキャスト
山崎瑛(アキラ)役 竹内涼真
階堂彬(あきら)役 横浜流星
産業中央銀行
不動 公二役 江口洋介
山崎瑛(アキラ)の上司役
羽根田 一雄役 奥田瑛二
産業中央銀行 伝説のバンカー
水島 カンナ役 上白石萌歌
山崎瑛、階堂彬の後輩
東海グループ(階堂家)
階堂 一磨役(石丸幹二)
階堂彬の父。大企業東海郵船の社長。
階堂 聡美役(戸田菜穂)
階堂彬の母。
階堂 龍磨(高橋海人)
階堂彬の弟。優秀な兄にコンプレックスを持つ。
階堂 晋役(ユースケ・サンタマリア)
東海郵船のグループ会社・東海商会の社長。
階堂 崇役(児島一哉)
東海郵船のグループ会社・東海観光の社長。
井口ファクトリー
井口 雅信役 (宇野祥平)
山崎瑛が融資担当している井口ファクトリーの社長
井口 由子役(馬淵英里何)
井口雅信の妻
山崎プレス工業
山崎 孝信役 (杉本哲太)
山崎プレス工場を経営していた
山崎 淑子役(酒井美紀)
山崎孝信の妻、山崎瑛の母。
保原 茂久役 (塚地武雅)
山崎プレス工場の元従業員
視聴方法
amazon prime
あらすじ
映画豆知識
▶連載終了から8年の時を経て単行本化
大人気作家、池井戸潤さんの原作「アキラとあきら」の劇場版。2006年から2009年に「問題小説(徳間書店)」にて連載されていたそう。連載終了後、2017年のWOWWOWドラマ化まで単行本化されておらず。
WOWWOWでのドラマ公開がきっかけで単行本化されたとのこと。数年前ですが「ハヤブサ消防団」を連載で読んでいて「これは面白い!」と思っていたらあっという間にドラマ化が決まり驚きました。
スピード感の違いを考えると15年の間でそれ程までに作品への注目度が上がっていることが分かりますね。
▶WOWWOWドラマ版
ドラマ版の公開は2017年。全9話。映画が128分なので、ドラマの方がキャストもストーリーも重厚そう。
ドラマ版のキャストは、山崎瑛(アキラ)役が向井理さん、階堂彬(あきら)役が斎藤工さん。このキャスト、逆でも面白いものが見れそうなキャストですね。ドラマ情報を見たところ映画版では省略されている登場人物が数多く登場しているようです。
映画の感想
▶変な煽りは不要!内容だけで充分評価出来る映画
最後に土下座するのは誰か?なんて公式サイトでは書かれてますが、池井戸潤×銀行=「土下座」なら軽率すぎ。そんなキャッチコピーは不要だと書ける位、ストーリーもキャストの演技も素晴らしいです。
見終わった後の感覚だけで書くと「海街ダイアリー」を見た時と同じ感覚になりました。内容は全然違うので心が温まる感覚なのかな…とだけ書いておきます。
▶キャストが最高!何故映画館で見なかったのか…
おそらく流行りの映画かと思いスルーしたのだと思いますが。映画館で見たかった!!興行収入に貢献したかった!!!
元々のストーリーが良いのはさることながら、Wキャストのお二人は勿論、脇を固めるキャストが素晴らしい事この上ない。
個人的には、ドランクドラゴンの塚地さん演じる元従業員とユースケ・サンタマリアさん演じる階堂晋が印象に残りました。後、石丸幹二さん演じる階堂一磨も。
ユースケ・サンタマリアさんが演じる役からは「何か掴めないんだよな~この人…」と胡散臭さを感じる所から「え、怖…」と感じさせるまでの演技がすごい。何も考えていないようで「おぬし、悪よのう」とうすら寒く感じさせる演技力。
石丸幹二さんが演じているのは、ユースケとは対照的な素晴らしい経営者。でも、ダメ経営者である弟たちにいつも振り回されてばかり。その演技がもはや演技に見えないレベル。
WOWWOWのドラマ版でも同じ役を演じていて彼だけがドラマ、映画共にキャスティングされたのも頷ける素晴らしい演技力。スバ抜けていると書いても過言ではない。舞台版があっても同じ役にキャスティングされるのだろうと勝手に予想してます。
この中で役のふり幅が一番大きいのがドランクドラゴンの塚地さん。あまり書くとネタバレになるので書けませんが「温かな人」を演じさせたら右に出る者はいないのかな、と感じています。
▶映画版の主演はイメージがピッタリ!
ドラマ版の主演はどちらがどちらを演じても面白いだろうなと感じるキャスティングでしたが、映画版は絶対に山崎瑛(アキラ)が竹内涼真さんで階堂彬(あきら)が横浜流星さん。これでバッチリ。お二人とも役にピッタリマッチしてる。
竹内涼真さんってひたむきに頑張る人とか、温かい好青年を演じたら右に出る者なしな俳優さんですよね。韓国ドラマにそういった主役が多いのでリメイクドラマで主役にキャスティングされるのも納得です。これからもっともっとそういった機会が増えると良いですよね。
横浜流星さんは、最近ちょっと影のある役や悪役、癖のある役を好んで演じている(?)気がしています。個人的にDV彼氏を演じた流浪の月、原作を読んでいたので彼が演じてくれると知った時「とても良いキャスティング」だとワクワクしました。(良い役ではないのですが)
実際に見ましたが、「横浜流星が演じるこの役でしか出来ない演技」だったので、不覚にも彼の悪役をもっと見たい…と思ってしまいました。主役も良いですが、演技力もオーラもある素晴らしい俳優さんなので、役が大きい小さいに関わらず癖の強い役を演じて出演作が増えてくれることに期待してしまいます。海外作品もいけると思うんだけどな。
amazon primeで無料で見れたのが申し訳ない位の良作でした。邦画だと2023年視聴した中では「さがす」と同じ位良い映画。
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ともぴん
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