こんにちは!映画ブロガーのともぴんです。
ついに映画『ザ・メニュー』を鑑賞してきました!あらすじをチラッと見ただけで、予備知識をほとんど持たないまま鑑賞しましたが、むしろそれが良かったと感じます。見終わったあとに語りたくなる、そんな濃密なサスペンス映画でした。
美食が狂気に変わる瞬間
最初の数分間は、美しい料理が次々に登場し、ワクワクした雰囲気が漂います。しかし、進むごとにそのワクワク感が不気味さへと転じ、物語の核心に近づくにつれ、次第に狂気が現れ始めます。これを際立たせるのが、料理の美しさ。視覚的な満足感の中に感じる異様さは、この映画ならではの魅力です。
あらすじ
太平洋岸の孤島を訪れたカップル(アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト)。お目当ては、なかなか予約の取れない有名シェフ(レイフ・ファインズ)が振る舞う、極上のメニューの数々。 「ちょっと感動しちゃって」と、目にも舌にも麗しい、料理の数々に涙するカップルの男性に対し、女性が感じたふとした違和感をきっかけにレストランは徐々に不穏な雰囲気に。 なんと、一つ一つのメニューには想定外の“サプライズ”が添えられていた… 。果たして、レストランには、そして極上のコースメニューにはどんな秘密が隠されているのか?そしてミステリアスな超有名シェフの正体とは…?
ザ・メニュー 公式サイトより引用
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映画の見どころ
主人公マーゴの存在感とアニャ・テイラー=ジョイの演技力
マーゴ役を演じたアニャ・テイラー=ジョイの存在感は圧倒的です。彼女の大きな目が持つ繊細な表情の変化に、観客は引き込まれざるを得ません。恐怖と冷静さが交錯するマーゴのキャラクターを彼女が見事に体現しており、目の演技だけで心理状態を表現する彼女の力に驚きます。
アニャ・テイラー=ジョイは、今作以外にもNETFLIXの「クイーンズギャンビット」やマッドマックス フュリオサに出演している今をときめく実力派俳優です。大きくて丸い目が特徴で国内外で多くのファンを獲得しています。
背筋が伸びるシェフの指揮
シェフ役のレイフ・ファインズが料理をサーブする前に手を叩くシーンは象徴的。観客もついシェフに支配されたような感覚を覚えます。劇中で語られる「食べる」と「味わう」の違い、そして「足るを知る」というテーマも心に刺さります。
チーズバーガーに込められた意味
最終的に観客に印象を強く残したのが、あのチーズバーガー。豪華なコース料理の数々とは対照的にシンプルでありながら、とびきり美味しそうに描かれています。この演出によって、食そのものの本質に立ち返るようなメッセージが浮かび上がります。
映画『ザ・メニュー』は、美食と狂気が交差する新しい体験を提供してくれる作品でした。ぜひ劇場でその世界観を体感してみてください!

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ともぴん
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