映画「最後の決闘裁判」

最後の決闘裁判 映画 感想 2021年

真実は人の数だけ

同じ出来事を3人の視点から語る映画なので「人が変わると同じ出来事でも見え方が変わる」ことがよく分かる。日頃起きる仕事や人間関係のトラブルも「相手からは違う風に見えているんだろうな…」と思わざるを得ない。時代的に女性の立場が弱いのも相まって最後のマルグリット視点(ジョディ・カーター演)は心がささくれるような辛さがありました…。

キャストにマット・デイモン、ベン・アフレックのコンビが出演。このコンビ出演の映画、外見が人に与える影響をよく分かっていると思うんですよね。カッコいいのにそこを諦めてでも作品のリアリティを追求。安心感を持って見れます。

視聴方法

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あらすじ

生死を賭けた<真実>が裁かれる――リドリー・スコット監督が、ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレックほか豪華キャストを迎え、圧巻の演出とスケールで挑む、史実として真相不明なままのフランス<最後の決闘裁判>の真相に迫る歴史スペクタクル。中世フランス――騎士の妻マルグリットが、夫の旧友に乱暴されたと訴えるが、彼は無実を主張し、目撃者もいない。真実の行方は、夫と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられる。それは、神による絶対的な裁き――。勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者はたとえ決闘で命拾いしても罪人として死罪になる。そして、もしも夫が負ければ、マルグリットまでもが偽証の罪で火あぶりの刑を受けるのだ。果たして、裁かれるべきは誰なのか?あなたが、この裁判の証人となる。

最後の決闘裁判 20世紀スタジオ公式サイトより引用

映画の見どころ

▶あの日本映画がアイデアに採用?

決闘裁判とは…証人や証拠が不足している告訴事件を解決するために、原告と被告の両当事者が決闘を行うゲルマン法の一つの方式。日本では「決闘」という言葉に馴染みがないので簡単に説明を。何か揉め事が起きた時、あらかじめた決めたルールに乗っ取り闘争すること それが「決闘」。

この映画、ベン・アフレックとマット・デイモンが脚本のメンバーに入っています。監督は、グッド・ハンティング以来のタッグ リドリー・スコット。映画が3人それぞれの視点で描かれるのは日本を代表する映画監督「黒澤明」作品の羅生門がモデルらしい。(マット・デイモンが脚本会議でしきりに羅生門の話をしていたそう)

▶三者三様のストーリー 真実はどれ

この映画はエリック・ジェイガー著「決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル」を基に作られています。3者3様、それぞれの目線で同じ事件を見るので「誰が真実を言っていて誰が嘘をついているのか」分からないところがこの映画の面白さ。

どの視点で見ても、別の人から視ると「悪いところ」が際立って見えるので。本人には理不尽な事も周囲から見ると「そりゃそうなるよ!」と妙に納得するところも。個人的には、マルグリッドが途中領地の馬に自分の姿を重ねていた?ように見えたのが悲しかったかな。

映画詳細

映画タイトル
最後の決闘裁判

劇場公開 2021年10月15日

上映時間153分

出演キャスト

マット・デイモン (ジャン・ド・カルージュ)
アダム・ドライバー (ジャック・ル・グリ),
ジョディ・カマー (マルグリット・ド・カルージュ),
ハリエット・ウォルター (ニコル・ド・カルージュ),
ベン・アフレック​ (ピエール伯)

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ともぴん

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