映画「RRR」

RRR 映画 感想 180分

再上映されていたRRRを映画館で鑑賞

期待値をはるかに上回る良い映画でAmazonでも見られるのが嬉しい!!

今高校生の息子には見て欲しいな~って思ってます(親のエゴ)

呼び方はアールアールアール

この映画、まず呼び方が全然分からなくて…。そんな方、居ます??正解はRRR(アール、アール、アール)

名作映画の多いインド映画です。インド映画のイメージは踊る、上映時間が長い。この映画もご多分に漏れず180分超えの上映時間にナートゥナートゥナートゥというダンスシーンが出てきます。

ザ・インド映画ですが、ストーリーがすごく良い。(簡素な表現)登場人物の友情と使命の狭間で思い悩むシーンや境遇に共感してしまい気付くと前のめりになっていて驚き。ストーリーが進むにつれお手洗いの不安はどこへやら(長時間上映だとね)拳を強くぎゅっと握りラストまでがあっという間でした。

あらすじ

舞台は1920年、英国植民地時代のインド
英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム(NTR Jr.)。
大義のため英国政府の警察となるラーマ(ラーム・チャラン)。
熱い思いを胸に秘めた男たちが”運命”に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。
しかし、ある事件をきっかけに、それぞれの”宿命”に切り裂かれる2人はやがて究極の選択を迫られることに。
彼らが選ぶのは友情か?使命か?

映画「RRRアールアールアール」公式サイトより引用

9/27現在、映画館でも再上映されており、amazon primeでも(有料ですが)鑑賞可能。これは是非映画館で見て欲しいですね

使命か友情か

現在はX、当時はtwitterで熱狂的なファンが多かったRRR。とにかく見てくれ!という投稿の嵐に「見てみるか」となったのは事実。自分も良い映画だな、色々な人に見て欲しいと思ったら迷わず発信出来る情報発信力を身に付けたい。

映画の主要キャストは2人。ビームとラーマ。2人とも身体能力に優れており、ビームは英国総監宅に攫われた同じ村に住む歌声の素晴らしい少女を救出するために、ラーマは故郷を救うために、それぞれ大志を持って同じ場所に向かいます。

2人は身体能力(頭も良いと思う)の素晴らしさに加えて人としても素晴らしい。弱い者、困っている人を助けたい。いや、助けたいというより助ける為に強さを使いたいに近い。同じ志を持ち、似たような身体能力と頭脳を持つ2人は偶然にも橋の上で出会う。

2人はとても仲良くなるのだが、2人の使命は複雑に絡まり合ってしまう。お互いを潰し合わないと使命を達成出来ない。それに気づいた時、切ないラブストーリーを見た時みたいな気持ちになりました。そしてまぁ、そう仕向けるインドを治める英国総監夫婦の憎ったらしいこと。しかーし!悪役がしっかり筋を通した悪役なのがこの映画の醍醐味でもある。

使命が故の反目は恋愛ドラマより切ない

残念と言うかストーリー上仕方ないですが、2人は対立。対立するということはどちらかが形式上負け、どちらかが勝つということ。勿論、勝った方も晴れやかな気持ちで勝っている訳ではなく。それは、あくまでも自らに課せられた使命を達成するため。

180分の中には、見ていて何度も拳をぎゅーっと握ってしまうシーンや「もう降参しなよ」「もう諦めなさいよ」と声が出かかる(実際には出してないけど)シーンが沢山。それ故、若干残酷に感じるラストの1シーンではスカっとしたりもします。自分の使命か友情か、そんな状況に陥った事がないので現実味がありませんが切ない恋愛ドラマより胸が締め付けられました。

おせっかいなおばさんは、それぞれにお互いの事情を説明したくなる衝動を抑えるのに精いっぱい。途中インド映画らしいダンスシーンがありましたが、楽しむというより癒される。

個人的な意見ですが、少しではありますが英国領時代のインドの話なので人種差別等シーンや痛みを感じるかもしれないシーンがあります。苦手意識のある方はamazon primeでスキップ視聴しても良いかも。スキップ視聴については賛否両論(?)ありますが、誰にでも気分を害するものはあると思うので文明の利器は上手に使おう派です。私も苦手な痛い系、ホラー、パニック系は配信でミュートにしたり、スキップして視聴してます。

ホラー映画とかパニック映画って見ていると「きゃー!」「もう嫌ー」と思うんです。でも、見たいと思うのですよ。(不思議)後、作品として純粋に面白いものが多い。私が学生の頃は、配信なんてものはなく、近所にレンタルビデオ屋もない田舎だったので、目を逸らして見たり、タートルネックに顔を突っ込んで見てました。懐かしい。

話が逸れましたが、ダンス有、色彩鮮やか、複雑だけど人間味のある良いストーリー。インド映画の良い所が沢山詰まった映画です。現在、映画館でも上映しているので可能な方は是非スクリーンで観て欲しい。ただ長時間なのでお手洗いと水分補給のペースだけお気を付けて。

にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ
にほんブログ村

ともぴん

コメント

タイトルとURLをコピーしました