映画「沈黙のパレード」

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ガリレオシリーズ映画第3弾「沈黙のパレード」見てきました

あらすじ、見どころを紹介していきます(ネタバレなし)

宣伝通りの最高傑作

福山雅治さん主演 ガリレオシリーズと言えばベストセラー作家東野圭吾さん原作のシリーズもの。
ガリレオシリーズは…

帝都大学理工学部物理学科准教授湯川学が新人女性刑事・内海薫の依頼を受けて、明晰な頭脳で事件のさなかに起きる超常現象を解き明かして事件を解決する。原作での湯川の相棒・草薙が内海に変更された経緯は原作との相違点参照。

ガリレオ (テレビドラマ)Wikipediaより

ドラマも2シーズン制作されており、相手役の新人女性刑事は1シーズン目が柴咲コウさん。2シーズン目は吉高由里子さん。今回、沈黙のパレードでの相棒は柴咲コウさん

沈黙のパレード あらすじ

天才物理学者・湯川学の元に、警視庁捜査一課の刑事・内海薫が相談に訪れる。
行方不明になっていた女子学生が、数年後に遺体となって発見された。
内海によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙俊平がかつて担当した少女殺害事件で、完全黙秘をつらぬき、無罪となった男・蓮沼寛一。
蓮沼は今回も同様に完全黙秘を遂行し、証拠不十分で釈放され、女子学生の住んでいた町に戻って来た。

町全体を覆う憎悪の空気…。 そして、夏祭りのパレード当日、事件が起こる。蓮沼が殺された。
女子学生を愛していた、家族、仲間、恋人…全員に動機があると同時に、全員にアリバイがあった。そして、全員が沈黙する。
湯川、内海、草薙にまたもふりかかる、超難問…! 果たして、湯川は【沈黙】に隠された【真実】を解き明かせるのか…!?  ー映画「沈黙のパレード」公式サイトよりー

こちら原作がありますが私は読まずに行きました。東野圭吾さんの作品 読んでから行けば良かった と感じた事がないんですよね。作品が面白いから映像化しても面白いのだと全幅の信頼を寄せてます。ただ今回、沈黙のパレードはいたるところで シリーズ最高傑作 と宣伝されていて疑い深い私は どうなんだろう…大丈夫だろうか… と見に行くのを直前まで悩みました。

が…とにかく良かった。時間があっという間に過ぎます。原作を見ていないので余計にそう感じたかもしれませんが 確かにシリーズ史上最高傑作かもしれない。何となくのイメージで犯人を推測しながら見ましたが 結末にはかなり驚きました。

キャスト

キャスト

湯川 学(福山雅治)…帝都大学の教授。変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者。
内海 薫(柴咲コウ)…警視庁捜査一課の刑事。湯川のバディ的存在。
草薙 俊平(北村一輝)…警視庁捜査一課の刑事。湯川と同じ帝都大学出身で、親友。

並木 祐太郎(飯尾和樹)…殺害された女子学生の父で、菊野商店街の定食屋「なみきや」を営む。
並木 真智子(戸田菜穂)…並木祐太郎の妻。祐太郎とともに「なみきや」を切り盛りする。
並木 佐織(川床明日香)…並木夫妻の長女。歌手になることを夢見る女子学生。幼い頃から商店街の人々に愛されて育った。
並木 夏美(出口夏希)…並木夫妻の次女。明るく人懐っこい性格で「なみきや」の看板娘に。姉の死を乗り越え、明るく振る舞う。

戸島 修作(田口浩正)…並木祐太郎の幼馴染で親友。菊野市で冷凍食品会社「トジマ屋フーズ」を営む。
宮沢 麻耶(吉田羊)…菊野商店街にある老舗の本屋「宮沢書店」の店主。菊野市で開催されるパレードではチーム菊野を取り仕切っている。
高垣 智也(岡山天音)…菊野市にある印刷会社デザイン部に勤めている。佐織の恋人。
増村 栄治(酒向芳)…女子学生殺害事件の容疑者・蓮沼寛一の元同僚。
新倉 直紀(椎名桔平)…菊野市に住む音楽プロデューサー。佐織の才能を見出し、スターに育て上げようとする。
新倉 留美(壇れい)…新倉直紀の妻。自身もかつて歌手として活動していた。

蓮沼 寛一(村上淳)…かつて草薙が担当した少女殺害事件で完全黙秘を貫き無罪となり、今回の事件で女子学生を殺害した容疑者として浮上する男。


映画「沈黙のパレード」公式 より引用ー

見どころを紹介

シリーズ最高傑作と謳われるストーリー

このブログを書く段階になって なぜタイトルが「沈黙のパレード」なのか分かった時は唸りました。東野圭吾さんって 本当にすごい。映画見終わった後気付けないところが私っぽいですが。

今回の事件は 犯人である事が明確なのにも関わらず完全黙秘をした事で証拠不十分で釈放され今も自由に過ごしている犯人が殺されてしまうストーリー。正直、登場人物も見ている私も「天罰か」位の気持ち。が、誰もがそう思うシュチュエーション=誰もが犯人である可能性が高い。

容疑者全員にしっかりとアリバイがあり捜査は難航。謎が解けていくにつれ捜査がどんどん行き詰っていく様子が見ていてツラい。途中、湯川学は誰よりも早く真実に辿り着きますが「真実は必ずしも人を幸せにしない」このセリフに容疑者Xの献身を思い出しました。ガリレオシリーズはただの刑事もの、ミステリーではないところも魅力の1つです。 

今回のお話はトリックや構成は複雑であるものの 原作やドラマを見ていなくても楽しめるシンプルなストーリーです。けれども短い時間で被害者がとても地域に愛されていた女子学生である事が脇を固める俳優陣が演技派ぞろい(戸田菜穂さん、椎名桔平さん、壇れいさん、吉田羊さん、岡山天音さん等)な事で物凄くよく伝わってきます。殺人によって愛した人を失われた心の痛みや やり場のない怒りが痛いほどよく分かってしまう。

邦画を見ている時には珍しく心がザワザワ、イライラする…と思ったけれどキャストを見て改めて納得。ドラマだったら主役級の俳優陣が勢ぞろいですもんね。逆にこのキャストでなければ途中で犯人が分かってしまう もしくは結末に納得がいかなかったかも。改めて原作も読んでみたいなぁ。

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