ドラマ「1122 いいふうふ」高畑充希×岡田将生 不倫公認の夫婦 新しい夫婦の物語!?

1122 いいふうふ レビュー サムネイル 2024年

Prime Videoで話題沸騰!大人の人間ドラマ「1122 いいふうふ」を徹底レビュー

Prime Videoで独占配信中のドラマ「1122 いいふうふ」。渡辺ペコさんの人気漫画が原作とあって、原作ファンはもちろん、配信前から大きな注目を集めていました。私も原作を愛読している一人として、キャスト発表から放送開始を心待ちにしていました。
一見すると「不倫公認の夫婦の物語」という斬新な設定に目を奪われますが、実際に蓋を開けてみると、そこにはきらびやかな恋愛模様ではなく、人間味あふれる不器用さを抱えた4人の大人の姿が丁寧に描かれています。毎話、夫婦という枠を超え、広く人間関係における本質的な「向き合い方」を深く考えさせられ、共感と学びの連続です。
以前、観月ありささんと吉沢悠さんがW主演されたドラマ「週末旅の極意~夫婦ってそんなに簡単なものじゃないもの~」の秀逸なサブタイトルが、本作にも通じる普遍的なテーマを言い当てていると感じました。どんな夫婦にも、他人には決して見せない一面があり、夫婦の関係は決して単純なものではないのです。「1122 いいふうふ」は、そんな複雑で繊細な夫婦のリアルに深く切り込んでいます。

視聴方法

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あらすじ

ウェブデザイナーの相原一子(高畑充希)と、文具メーカー勤務の夫・相原二也(岡田将生)。友達のような関係で何でも話せる仲の良い夫婦ですが、セックスレスで子供はいません。それでも二人の間には、誰にも言えない“秘密”がありました。
それは、毎月第3木曜日の夜、二也が恋人と過ごすこと。結婚7年目を迎えた二人が選んだのは、夫婦関係を円満に保つための「婚外恋愛許可制」だったのです。二也には、一子も公認の恋人・美月(西野七瀬)がいます。
7回目の結婚記念日に旅行へ出かけた一子と二也。その夜、一子は久しぶりに二也を誘いますが、彼はそれを拒否します。「俺に好きな人がいるの、知ってるよね?」と優しく諭す二也に、一子は言葉を失います。自身の性欲が長らく「凪」の状態であり、二也を拒んだ過去がある一子にとって、この現実は複雑なものでした。
そんな一子の状況を知った友人・恵(中田クルミ)は、一子にも婚外恋愛をする権利があると示唆します。夫婦の形、そしてそれぞれの感情が揺れ動く中で、物語は予想外の方向へと進んでいきます。

1122いいふうふ amazon prime video公式サイトより引用

ドラマの見どころ

全7話一挙配信!原作未読でも楽しめる、濃密な人間ドラマ


本作は、2024年6月14日からPrime Videoで全7話が一挙配信されています。「続きが気になって眠れない!」なんて心配はいりません。週末などにじっくりと一気見できるのが魅力です。
原作漫画を読んでいなくても、ドラマオリジナルの展開や俳優陣の素晴らしい演技によって、十分に物語の世界観に引き込まれます。もちろん、原作ファンにとっては、豪華キャストによる再現度の高さや、原作をさらに深く掘り下げるような演出に感動すること間違いなし。

以下に、各エピソードの簡単な流れをご紹介します(ネタバレには配慮しています)。
* エピソード1~2(前半): 一子と二也の結婚記念日を中心に、二人の過去や「婚外恋愛許可制」に至った経緯が描かれます。登場人物たちの感情が複雑に絡み合い、物語の導入として引き込まれます。
* エピソード3~4(中盤): 美月と二也の関係に変化が生じ始め、美月が抱える憂鬱や夫婦関係の問題が浮き彫りになります。同時に、一子の心境にも変化が現れ始めます。
* エピソード5~6(終盤): 二也と一子の間には様々な困難が訪れます。一方、美月と夫・志郎の関係にも新たな展開が。それぞれの立場から見えてくるものが大きく変わり、考えさせられる展開が続きます。
* エピソード7(まとめ): 物語はそれぞれの登場人物にとっての結末を迎えます。
前半は、登場人物たちの人間的な未熟さや突っ込みどころも多く感じられるかもしれません。しかし、中盤以降は、夫婦の向き合い方という普遍的なテーマが深く掘り下げられ、人間関係に悩む多くの視聴者にとって、共感や学びの多い内容となっているはずです。
原作を読んでいた私としては、最終話のまとめ方が非常に素晴らしく、制作陣の原作への深いリスペクトを感じました。登場人物一人ひとりに血を通わせ、丁寧に描き切ってくれたことに心から感謝したいです。監督夫妻をはじめとする制作チームの熱意が画面を通して伝わってきます。

個性豊かなメインキャストが織りなす人間模様

本作を彩る4人のメインキャストとその背景を紹介します。

相原一子(高畑充希)

フリーランスのウェブデザイナー。
夫の二也の不倫を公認していますが、友人の言葉をきっかけに自身の気持ちが揺れ動き始めます。

相原二也(おとや)(岡田将生)

文房具メーカー勤務。
妻の一子とは友達のような関係。華道教室で出会った美月と、妻公認の不倫関係にあります。

柏木美月(西野七瀬)

専業主婦。
夫との間に一人息子がいますが、発達に不安を抱えています。華道教室で二也と不倫関係にあります。

柏木志郎(高良健吾)

サラリーマン。
妻の美月に息子の療育や育児を任せきりにしている面があります。

引用元:1122 いいふうふ 公式サイトより画像お借りしました-

スピッツの主題歌「i-O(修理のうた)」が心に染みる!

毎話のエンドロールで流れるスピッツの「i-O(修理のうた)」が、ドラマの余韻をさらに深めてくれます。最新アルバム「ひみつスタジオ」に収録されているこの曲は、歌詞とメロディーがドラマの内容と絶妙にリンクし、観終わった後の心を優しく包み込んでくれます。
ちなみに、このアルバムには、劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影」の主題歌「美しい鰭」や、劇場版「きのう何食べた?」の主題歌「大好物」、映画「水は海に向かって流れる」の主題歌「ときめき~part1~」など、話題の映画やドラマの楽曲が多数収録されています。
さらに驚いたのは、このアルバムがカセットテープでも販売されていること。スピッツの音楽に対する真摯な姿勢と、幅広いファン層への温かい眼差しを感じました。ドラマ本編の面白さはもちろんのこと、エンディングを飾るスピッツの素晴らしい楽曲にもぜひ注目していただきたいです。

映画詳細

タイトル1122 いいふうふ
公開日2024年6月14日
時間全7話/1話57分~1時間27分
キャスト相原一子役/高畑充希
相原二也役/岡田将生

柏木美月役/西野七瀬
柏木志郎役/高良健吾
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ともぴん

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