バレンタインデーのお返しは夫が作るイチゴパフェ。今年は作り方を教えて貰う特典付き。
パフェ、作れる?

この頃 旬を迎えている イチゴ 色々な種類があるけれど甘酸っぱくてどれを選んでも美味しい。
3/14はホワイトデー。平日は忙しいとの事で 土日にお返しをしてくれる事になった。リクエストはイチゴパフェ。昨年 作ってもらい とても美味しかったので再リクエスト。

当日、夫は買い出しからやってくれ おやつの時間になるとキッチンに籠り せっせと作ってくれた。
あっという間にダイニングテーブルに何かが運び込まれ 出来ましたよー♪と呼ばれる。ダイニングテーブルに座ると目の前には 可愛いグラスに盛り付けられた素敵に作られたイチゴパフェがある。

わが夫ながら とっても美味しそうに素敵に作れている♪夫によーく御礼を言い 早速頂く。
甘いホイップクリームと絡み合ったコーンフレーク、甘酸っぱいいちご、時々口に入るチョコソースのハーモニーが堪らない!
過去のトラウマ
私は 小学生の頃1度だけ友達に誘われてパフェを作った事がある。
お互いのお小遣いを合わせて アイスやコーンフレーク、チョコレート、クリームなど必要な物を買いに行き 友達のお家にあった大きなグラスにそれぞれの好きな物を好きなだけ詰め込んで出来上がった”パフェ”

見た目はとても美味しそうだった。思ったより作るのに時間がかかったね・・・と笑いながら食べた私。その瞬間 私の口にはかつてない程の強い衝撃!私は しばらくの間 目の前のパフェとあまりの衝撃に驚いた自分の口を押える手を交互に見て 現実を受け止められなかった。
私のパフェに何が起きたのか。それは あまりの手際の悪さに グラスにいれたコーンフレークとチョコレートがアイスでガチガチに固まった為 起こった悲劇だった。グラスの中で美味しくな~れ♪といれたチョコレートやコーンフレークはアイスの冷たさで固まり チョコレートクランチ が出来上がってしまったのだ。それをよく分からず食べたから びっくりする位の衝撃が口の中で・・・
それ以来 私は怖くてパフェが食べられなくなった。ましてや 自分で作るなんて・・・。
秘密はクリーム
昨年 ホワイトデーのお返しにイチゴパフェを作ろうと思うのだけど と言われた時、一瞬身構えた。夫は私のパフェトラウマ話は知っているはず。え?嫌がらせ?いやいや違うだろう。どう返したら良いのか。悩んでいたら
大丈夫。俺、カラオケ屋さんでパフェ作った事あるし 研修で作り方 ちゃんと習っているから
ほうほう。私の作り方に問題があったと言いたいのかい。と思ったけれど 美味しい物が食べられるのは嬉しい事だ。すぐに平常心を取り戻し 楽しみにしてるね と伝える。もし上手く出来なくても 私もそういう事があってね と言える優しさが私にはある。

当日、優しく受け止めるはずの私の心は 夫の作ったパフェに心底惚れ込んでいた。当たり前だけど研修を3回も受けた夫のパフェはとても美味しかった!
材料は私のトラウマパフェとそんなに変わらないはずなのに・・・何故・・・
と考えているのを見透かしたように夫が 秘密はね 生クリームなんだよ と教えてくれる。えっと。あなたはエスパーですか。
夫曰く まず底にはチョコレートソースなど液体的な物をいれる。コーンフレークをいれると取りにくいらしい。そしてソース、コーンフレークをいれたらクリームで層を作るように覆うらしい。
フルーツやアイスを載せる時も同じく クリームで層を作って接する面をなくすのがポイントらしい

私の中で 長年の疑問が解けた瞬間だった。あの時 友達のパフェは何事もなかったのだ 私は今でこそ生クリームが食べられるようになったが 当時は生クリームが大嫌い。件のパフェには私だけ生クリームを全然いれていなかった!
おそらく 夫も私の生クリーム嫌いを知っていたので その悲劇の原因は生クリームをいれていないからだよ と言いたかったに違いない。でもそれを あえて指摘せず笑って話を聞くのが女系家族で夫が培った 女性を怒らせない会話テクニック。
こういう所に改めて気づく度に 本当に素晴らしい人と結婚したな としみじみ思う。おそらく前世で得を積んだのだと思う。ありがとう、前世の自分。私は今、とっても幸せです。と思いながら美味しいパフェを食べるホワイトデー前夜。


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ともぴん
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