
この映画を作ってくれた人にありがとうと言いたい。
そしてラストを見逃さなかった。次回も期待している。
ゲームをやっていた人もそうでない人も

予告編を見て「今年、絶対に見たい!」と思っていた映画。それが、ザ・スーパーマリオ・ブラザーズ。予告編でぷっくりとしたほっぺが印象的なスーパーマリオとキノコの可愛さに心を奪われた。
公開日は、丁度息子の学校の引き渡し訓練日。ダメ元で誘ってみると息子も気になっていたようで、一緒に行く事に。これが「息子と映画館で一緒に映画を観た」最後の日になるかも。
さてさて、肝心の映画はと言うと期待以上に面白い。スーパーマリオの世界観を壊さず、且つテーマやメッセージ性がある。子どもも安心して見られる(過度な暴力シーンやヘイトがない)。かなり稀有な映画だと思う。
ちなみに「私は全くゲームしません、それでも分かりますか?」という方へ。安心して見て欲しい。私もマリオカート、ドンキーコング両方プレイした事がなく隣で見てただけ(弟がやってた)で辛うじてキャラクターの名前が分かるだけの状態だけど充分楽しめる。これも作り手の配慮だとしたらさすが任天堂。
あらすじ
ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージ。
謎の土管で迷いこんだのは、魔法に満ちた新世界。
はなればなれになってしまった兄弟が、
絆の力で世界の危機に立ち向かう。
どのキャラクターも愛しい
出てくる主要キャラクターは以下の通り。マリオ、ルイージ、キノピオ、ピーチ姫、クッパ、ドンキーコング。余談ですが、私はマリオがイタリア人なのをこの映画で初めて知りました。知っていましたか。
まず、どのキャラクターも丁寧に描かれている。私が気に入っているのはピーチ姫とドンキーコングの描き方。ドンキーは、ゲームでは強くて戦うイメージしかなかったので、彼の葛藤や悩みが響く人多いんじゃないかと思います。
私的に制作者さんたちに強くお礼を言いたいのがピーチ姫の描き方。ゲームだと攫われて助け出されるか弱いお姫様のイメージだったのを(世相を活かしてかもしれませんが)良い具合に変えてくれていた。私世代(30代後半)はゲームのピーチ姫しか知らないので見たら元気出ると思う。私たち、自分の意志をちゃんと主張出来るし、ついでに一緒に戦えるよって。
挙げればキリない程、どのキャラクターも丁寧に書かれている。ゲームのファンもそうでない人も推しキャラが出来るかもしれないし、推しキャラが変わるかもしれない。それ位、丁寧に描かれているのである意味、人間性の強いアニメ映画と言っても良いのかも。
曲にも注目して欲しい
そして、絶対に言及したいのが曲。挿入歌もオリジナル曲もとても良い。勿論、ゲームでおなじみの曲もかかるので気持ちが盛り上がる。ゲームには関係ない曲がいくつか入るけど思わず「ここでこの曲流すの?天才じゃん」と呟きたい気持ちを抑えるのに必死。
キャラ登場の曲や音も映画のストーリーを邪魔せずハマっており、不自然に音が大きすぎないのも良かった。個人的には、オリジナルでクッパが歌っている歌が特に最高で。毎日、洗い物する時にYouTubeで聴いてます。
最後になりますが、ゲームの世界観やこれまで作られたキャラクターのイメージを崩壊させないようにストーリーを作るのはとても大変な事だったと思います。特に昨今、表現やセリフ回し、キャラクターの設定についてデリケートな箇所が多くなっているので。にもかかわらず映画を作ってくれた事に感謝を述べたいです。
そして、既にあるキャラクター設定や世界観にあぐらをかかず「良い物を作りたい」「裏切らない作品を作って世に出したい」という強い思いを感じました。ネットでは賛否両論あるようですが、数字でしっかり結果が出ているので勝手に安心してます。さて、amazon primeでもう一回見よう♪

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ともぴん
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