
三千円の使いかた
原田ひ香さんという方の「三千円の使い方」という本を読んだ。
タイトル通り お金の使い方や貯金、そして生き方について考えさせられるとても良い本だった。

内容や感想については また書かせて頂く事として 最近 お金の不安について
映画やドラマ、音声などで 耳にするようになり 改めて計算してみて私自身 驚く事が結構あった。
私は何歳まで生きるのか
ちょっと前まで(少なくとも10年前まで)は女性の平均寿命は80歳代後半だった。
私が子育てしている十数年の間に 気付いたら人生100年時代なんて言われて驚いている。

年金も減るだろうし お金はきちんと残しておこうと80歳代後半まで生きるライフプランで
見積もりや準備をしていたから 100歳まで生きるかも。と聞いて「えー!」という気分。
生きていられる、という事は嬉しい。でもお金がかかる。安易に「何とかなるさ」とはいいがたい。
現在87歳である私の祖母のように お金もあり 元気で 必要とされる人は良いと思う。
まだ34歳だけど 私が87歳になった時 年金はいくらくらい支給されるのだろう?
年金支給も 繰り下げると 沢山貰えるらしいけど そんな年齢まで雇ってくれる会社はある?
70歳まで働け!お金は自分で溜めておけ!本業の合間に副業をしても良いから とにかく稼げ!
と言われているようで 何だか切ない。働いて健康を保って長生きするってそんなに簡単じゃないと思うけど。
お金が全てではない
お金はしっかり溜めておこうとは思っているが そこまで重要視したくないのが本音。
34年生きてきて お金に助けられる事は沢山あった。けれども 人生を振り返ってみて
あぁ あの時 幸せだったなぁ
と思う事とお金が必ずしも 結びつく訳ではない事を知っているからだ。

直近10年で幸せだった時を思い返してみると
子供を産んだ時、夫と結婚した時、子供と初めてキャンプに行った時、ママ友達が出来た時
家が建った時、犬を迎えた時、個人事業を立ち上げた時
お金は多少 絡むものの 全部が全部 お金があれば出来る事ではない。
幸せな事ではないけれど お金があってもダメな時はダメなんだ と思う事もあった。
だからこそ 34歳の現在 いくつまで歳を重ねられるか分からない不安を落ち着かせる為に
ライフプランとお金のシュミレーションをする事、そして大切にしたい事を決めた。
時間、健康、友、家族、お金
大切にしたい物 ナンバーワンは時間
なんてったって 唯一誰にでも平等に与えられている資産が時間。
24時間をどう使うか。どう捉えるのか。時間の使い方はその人を表すな。と思います。
2番目に大切にしたいのは健康 遊びもお金を稼ぐのも 健康だから出来る事!
3番目は友達!古くからの友達、ママ友達、仕事を通して出会った友達、年の離れた友達
色々な友達が居るけれど 助けられたり 楽しませてもらったり 人生に欠かせない存在!

4番目には 言わずもがな大切な家族
でも 家族を大切にするには 健康と適度に自由な時間が必要(私には)
そして 最後がお金 お金は重要ではないけれど大切。最後なのは お金を持っていても
必ずしも買える訳ではないのが 時間・健康・友達・家族だから。本当 かけがえのない物たち。
理想の年の重ね方
トータルで考えると わたしの理想の年の重ね方はこんな感じ。
健康で 自分のやりたい事をする時間とお金の余裕がある
他愛のない事で 友人と笑い合い 時には 心配し合ったりもする
家族とも 適度な距離感で 平和に過ごし 不安を感じない程度の貯えもある
取り立てて贅沢な訳でも夢見がちな訳でもない 理想的な姿が見えて来た!
ここまで決めれば 後はこれを実現する為に リアルな数字や年齢を考えて過ごせばよいだけ!
老後の不安が 大分軽くなる(まだ34歳だけど)
本来 歳を重ねられる事は純粋に嬉しいと感じるべき事だと思う。おめでたい事なはずだ。
でも「生きたくない」「嫌だ」と思うのは 見えない不安が潜んでいるからではないか。
見えない不安は 見える不安になれば 取り除く方法や和らげる方法を探す事が出来るはずだ。
わたしも 歳を重ねながら 1つ1つ 自分の見える不安と付き合っていこうと思う。
ともぴん
コメント